うどん

 湘南ベルマーレうどん部は、湘南ベルマーレ愛する人々によって結成された部活である。
 湘南ベルマーレうどん部の活動は苛烈を極める。活動は主に湘南ベルマーレと、愛媛FCまたは徳島ヴォルティスの試合がアウェイで行われる日の前日から翌日のどこかで行われる。
 湘南ベルマーレうどん部は、うどんを食って食って食いまくる。しかしうどんを自ら打つ事は無い。何故なら部員はうどんを打つ暇があるならば、その時間を使ってうどんを食わなければならないからだ。

 湘南ベルマーレうどん部の朝は早い。午前5時〜6時に集合し、活動を開始する。そして、それから延々とうどんを食って食って食いまくる。脱落する事は許されない。出されたうどんは全て完食。食い終わったら即座に次の製麺所へと移動する。
 湘南うどん部は黙々とうどんを食す。しかもその店の名物を欠かさない。天ぷらが美味いと知れば、天ぷらも乗せる。乗せて乗せて食って食ってくいまくる。

 湘南ベルマーレうどん部は、己が満腹と戦い、さらには迫り来るメタボの恐怖とも戦う。その様は、ポカスタの5月でも茶色い芝に苦労し、なかなか徳島で勝ちきれない湘南ベルマーレ選手の戦いよりも、さらに厳しいものである。けれど部員たちは食う。食って食って食いまくる。

 湘南ベルマーレうどん部は観光をしない。なぜなら部員は観光をする暇があるならば(以下略)

 湘南ベルマーレうどん部部員たちの行く末に幸多からん事を。部員の体脂肪率の上昇に歯止めがかかることを願ってやまない。