今週のお題「睡眠時間」

うさぎです。久しぶりにはてダのトップ見たら、今週のお題が「睡眠時間」だったので、これまた久しぶりに日記書いてみます。

日本の人は世界的に見ても、統計上睡眠時間が短いです。2009年にOECDが発表した統計によれば、平均睡眠時間は470分。ちなみに最長であるフランスなんかは530分。OECD18諸国の平均が502分なので、平均よりも30分少ないですね。

個人的な実感として、日本人は睡眠を蔑ろにする傾向があります。多分、これは戦後の高度成長期からの傾向ではないかと思うのですが、寝ずに働く事を美徳とする風潮があります。
しかし、断眠実験の結果から言えば、睡眠が不足している脳の状態は、お酒を飲んで軽く酩酊しているのと同じくらい。デスマですー!とかって、不眠不休で働いてしまうのは、脳みそ的にはデスクでビール飲みながら仕事しているのと同じことになってしまいます。そんな状態で仕事をすれば、ミスを起こすのは当たり前ですね。忙しい→寝不足→ミス起こる→さらに忙しいというデススパイラルの発生です。

アメリカでは、WAKE UP AMERICAという報告書がまとめられ、睡眠障害によって引き起こされる損害の金額を試算したり、睡眠障害についての知識不足について指摘を行っています。これにより、国立睡眠障害研究センターは設立し、睡眠障害に対しての研究や、知識の普及啓蒙が行われているみたいです。
自分、寝不足なだけで睡眠障害じゃないし!という方もおられるかもですが、最近、睡眠障害としてあげられている項目に「休日の睡眠時間が、平日の睡眠時間より2時間以上多い」という物があります。これは相当思い当たる方がいるのではないでしょうか。

そろそろ日本でも「不眠不休で事に当たる」を美徳とする意識を捨て去る時が来ているのではないかと思います。